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雑学・中級

世界三大複雑機構 (トゥールビヨン、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダー)について

雑学・中級

世界三大複雑機構とは、機械式時計最高峰の機構で、トゥールビヨン、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーのことを指します。複雑な仕組みを電子部品を一切使わずに制御させ、しかも腕時計という小さなケースの中に納め、時を刻む美しさを表現した見る者を魅力する工芸品です。

トゥールビヨン

トゥールビヨン(フランス語で「渦」)を簡単にご説明すると”重力分散装置”です。
ムーブメントの心臓部であるテンプ及びヒゲゼンマイは重力の影響を受けやすく、その分、時計精度が落ちるという欠点が御座います。トゥールビヨンはその欠点を補うためテンプ等をキャリッジに収め、1分間に1回転させることにより重力を分散させ、時計精度を保つという特殊な機構となっております。
発明したのは、天才時計技師アブラアン-ルイ・ブレゲ。1801年にブレゲが特許を取得しております。

ミニッツリピーター

ミニッツリピーターとは音で時刻を知らせてくれる機構のことを指します。
ムーブメント内に小さなゴング(鐘)とハンマーが内蔵されており、1時間単位、15分単位、1分単位で叩くことにより、音で時刻を知らせる仕組みです。高音は時、低音は分に分類され、夜光塗料がなかった時代に暗闇でも時刻を把握出来るように発明されました。因みにミニッツリピーターと似ている機構にソヌリがあります。 ソヌリは自動での動作方式。(ミニッツリピーターは手動での動作方式)
世界三大複雑機構で最も起源が古いと言われており、1676年、イギリスのエドワード・バーロウによって発明され、その後アブラアン-ルイ・ブレゲが小型化し、1892年に腕時計に初めて搭載されました。

パーペチュアルカレンダー

パーペチュアルカレンダーとは永久カレンダー機構のことを指します。通常の機械式時計は、1周期を31日として作られております。これにより大の月、小の月は手動でカレンダーを修正しなければなりません。
しかしパーペチュアルカレンダーは月ごとの日数はもちろん、うるう年まで自動調整してくれます。手動調整する必要がない永久的(Perpetual(パーペチュアル))なカレンダーなのです。
この機構は18世紀末に、ブレゲによって完成させたと言われております。

簡単では御座いますが、以上が世界三大複雑機構です。これだけの機構を全てゼンマイの動力のみでやってのけるなんて圧巻ですね!

世界七大複雑機構

七大複雑機構(諸説あり)という言葉も御座いますが上記3つの機構に加え、
・ムーンフェイス

月の満ち欠けを表示する機構です。天文学的な月のサイクルに基づき、月の形状がダイヤル上で変化します。この機構は非常にロマンチックで美しい表示機能として、多くの高級時計に採用されています。
・スプリットセコンド・クロノグラフ

通常のクロノグラフに加え、2つの秒針が搭載され、同時に2つの異なる時間を計測できる機構です。レースなどで複数のタイムを比較する際に便利で、非常に精緻な動作が求められます。
・レトログラード

針がある範囲を指した後、元の位置に飛び戻る表示機構です。カレンダーや秒針、分針に使われることが多く、独特の美しい動きを特徴とします。
・パワーリザーブ・インジゲーター

機械式時計のゼンマイがどれだけ巻かれているか、どれくらいの時間が残っているかを示す機構です。時計のメンテナンスや日常使用に役立ちます。


~まとめ~
複雑機構は、それぞれが高度な技術を必要とし、職人の技術と時計製造の歴史的な伝統が凝縮されています。複雑機構が多く搭載された時計は、芸術性と技術の両方を兼ね備えた傑作として、時計愛好家やコレクターにとって特別な意味を持つ存在です。

因みに世界三大複雑機構+スプリットセコンド・クロノグラフの計4つの機構のうち、1つ搭載しているモデルをコンプリケーション、複数搭載してればグランドコンプリケーションと呼ばれます。

いや~奥が深いですね~~

人物紹介(アブラアン-ルイ・ブレゲ)

アブラアン-ルイ・ブレゲ(1747年1月10日 – 1823年9月17日)は、スイス、ヌーシャテル生まれ。
時計の歴史を200年早めたともいわれる天才時計技師。
顧客にはナポレオン・ボナパルトやマリー・アントワネット、その他名だたる貴族が居たと言われております。
現在も世界5大時計ブランド “ブレゲ” で名を馳せており、ブレゲの時計はただ美しいだけではなく、歴史と魂を堪能する事が出来ます。

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