皆様は時計の文字盤やスペック表に石やjewelsといったの表記をご覧になったことは御座いますでしょうか?今回は石やjewelsについて見ていきましょう。
ルビー(jewel)の役割りとは
ルビー(jewel)とはムーブメント内部に使用されている”人工ルビー”や”人工サファイア”のことを指します。ルビーは非常に硬く耐久性に優れているため主に軸受け(ベアリング)や歯車の支点、アンクルの爪などに配置され金属同士の接触を防ぎ、摩擦や摩耗を減らし長寿命化を図る役割を果たしています。
また、ルビーは潤滑油を保持するための「オイルポット」としての機能も持っています。
現代の時計で使われるルビーは天然のものではなく、合成ルビーが一般的です。合成ルビーは天然のルビーと同じ物理的・化学的特性を持っており、非常に精密に加工されるため、機械式時計の精度を高めるために広く採用されています。
スペックに記載されてる石数(Jewels)の意味
時計の文字盤やスペック表に”石”や”Jewels(ジュエルズ)”として表記されいことが御座いますが、それはムーブメントに使用されてるルビーの数です。例えば「19 Jewels」や「19J」、「19石」と書かれている場合、その時計のムーブメントに19個のルビー(石)が使用されていることを意味します。
石数は多い方がいい?
スペックを見ると、石数はモデルによってさまざまですが”数が多い物の方がいい”という訳では御座いません。比較的安価な時計でも20石を軽く越えるモデルもあれば、なかには高級時計なのに数石しか使用していないモデルも御座います。またエコな作りのムーブメントで石を1つも使用していない物も多く存在します。主にプラ系の歯車を持ちいているムーブメントがそれに当たります。
石数の違い
簡単に申し上げますと、歯車(軸)に付加が掛かる頻度が多い時計には、ルビーが多く使用される傾向にあります。例えばクロノグラフやその他複雑機構、ハイビートモデルにも多いです。また装飾の意味でシースルーバック(裏蓋が透明)のような鑑賞としてのムーブメントにも用いられます。
~まとめ~
以上のことから、表記されている“jewel“については、ムーブメントにおける重要な役割を担っているルビーのことで、時計スペックを示す1つの要素となっております。


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