「上がり時計」とは、時計愛好家やコレクターの間で「もう新しい時計を買うのはこれが最後」と決めて購入する、特別な時計のことを指します。しかし、実際にはその後も新たな時計を手に入れることも多く、、、
今回はそんな「上がり時計」について考えたいと思います。
「上がり時計」の意味と由来
「上がり時計」という言葉は、主に時計愛好家が使う俗語です。「上がり」とは、競技や趣味の世界で「これ以上はない」「これで終わり」という意味で使われることが多いです。時計の世界では「これが自分の集める時計の最後」という意味を込めて、特別な1本を購入することを指します。
多くの時計好きが、「これが最後の時計だ」と思って大枚をはたいて購入するものの、その後もさらに魅力的な時計に出会ってしまい、また購入してしまうというケースが少なくありません。つまり「上がり時計」は、時計好きにとっての「最後の1本」として選ばれるものの、結局は次の1本への架け橋になってしまう、ある種の「決意の1本」です。
上がり時計の特徴
「上がり時計」として選ばれる時計には、いくつかの共通する特徴があります。これらのポイントを押さえると、「上がり時計」を選ぶ際の参考になります。
① 高級感と品質の高さ
多くの人が「上がり時計」として選ぶのは、やはり高級感あふれるモデルです。長く使い続けるため、品質の高さと耐久性が求められます。一般的にスイス製の高級ブランド(ロレックス、オメガ、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲなど)が選ばれることが多いです。
② 永遠の定番デザイン
「上がり時計」は長く愛用することを前提にしているため、流行に左右されないデザインが選ばれる傾向にあります。クラシックでありながらもタイムレスな魅力を持つモデル、例えばロレックスのサブマリーナやオメガのスピードマスターなどが人気です。
③ メカニカルの魅力
時計愛好家にとって、機械式ムーブメントの美しさは大きな魅力です。「上がり時計」として選ばれるのは、手巻きや自動巻きなどのメカニカルな時計が多いです。特に、ムーブメントが裏蓋から見えるシースルーバック仕様のものは、所有欲を満たしてくれます。
④ レアリティと希少性
「上がり時計」を選ぶ際、限定モデルやヴィンテージウォッチも人気です。他の人とは違った時計を持ちたいという気持ちから、希少なモデルに惹かれる時計ファンが多いです。オークションで高値がつくような希少品も、上がり時計の選択肢としては魅力的です。
⑤ パーソナルな意味を持つ時計
単なる高級時計ではなく、個人的なストーリーや特別な思い入れがある時計を「上がり時計」とするケースもあります。例えば、記念日や達成したい目標に合わせて購入した時計は、所有者にとって特別な意味を持ちます。
上がり時計の選び方
実際に「上がり時計」を選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
① 予算設定
「上がり時計」は高級なものが多いため、予算の設定が重要です。高価格帯のモデルを選ぶ際は、長期的な資産価値も考慮しましょう。高級時計の中には、経年で価値が上がるモデルもあります。
② ライフスタイルに合わせた選択
自分のライフスタイルやファッションに合った時計を選ぶことが大切です。例えば、フォーマルな場面が多い方にはドレスウォッチが、アウトドアやスポーツを楽しむ方には耐久性のあるダイバーズウォッチが適しています。
③ メンテナンスのしやすさ
長く使い続けるためには、メンテナンスのしやすさも考慮しましょう。定期的なオーバーホールや部品交換が可能なブランドやモデルは、末永く使用できます。
「上がり時計」選びにおすすめのモデル
以下は、「上がり時計」として人気のあるモデルです。
ロレックス サブマリーナ
防水性と耐久性に優れ、クラシックで飽きのこないデザイン。
オメガ スピードマスター プロフェッショナル
宇宙飛行士にも愛された歴史的なクロノグラフ。
パテック・フィリップ カラトラバ
エレガントなドレスウォッチとして、時代を超えて愛されるデザイン。
オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク
スポーツウォッチのパイオニア的存在で、ラグジュアリーかつ独自のデザインが特徴。
グランドセイコー スプリングドライブ
日本製高級時計の代表として、技術力の高さを誇る。
~まとめ~
「上がり時計」は時計愛好家にとって、特別な1本を意味します。それは単なる時計ではなく、人生の節目や達成感を象徴するアイテムです。そして、その特別な時計が「最後の1本」と言いながらも、さらに新しい時計への道を開いてしまう点が、この言葉のユーモアでもあります。


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